takaya030の備忘録

PHP、Laravel、Docker などの話がメインです

VirtualBox で動かしている CentOS に Web フレームワークの Catalyst をインストールしてみた

VirtualBox 4.2 で動かしている CentOS 5.9 に Perl の Web フレームワーク Catalyst をインストールしましたので、そのメモです。
作業手順はこちらのサイトを参考にしました。
初めてのCatalyst入門(1) PerlによるWebフレームワークCatalystとは? (1/5):CodeZine

動作環境

今回 Catalyst のインストールを検証した環境です。

VirtualBox 4.2.10
ホストOS: Windows8 64bit
ゲストOS: CentOS 5.9 x86_64

perl のアップデート

CentOS 5.9 はデフォルトで perl 5.8.8 がインストールされていますが、参考サイトでは Catalyst をインストールする前に perl 5.8.9 にアップデートしていたのでそれに倣いました。

$ wget http://cpan.org/src/perl-5.8.9.tar.gz
$ tar zxvf perl-5.8.9.tar.gz
$ cd perl-5.8.9
$ ./configure.gnu -Dusethreads -Dinc_version_list=none
$ make
$ make test
$ make install

ちなみにリビルドするときは以下の手順になります。

$ cd perl-5.8.9
$ make realclean
$ rm -fv config.sh Policy.sh
$ ./configure.gnu -Dusethreads -Dinc_version_list=none
$ make
$ make test
$ make install

CPAN の設定と Catalyst のインストール

以下のページの手順通りで特に問題なくインストールが出来ました。
ただ、Catalyst は依存モジュールの数が多いため、インストールにはそれなりに時間が掛かります。
初めてのCatalyst入門(1) PerlによるWebフレームワークCatalystとは? (2/5):CodeZine

Catalyst のバージョン確認

2013/05/06 現在、Catalyst のバージョンは 5.90030 です。
PSGI にもデフォルトで対応しているようです。

$ perl -MCatalyst -e 'print $Catalyst::VERSION."\n"'
5.90030

テストサーバが使用するポートの開放

CentOS は初期状態では最小限のポートしか開いていないため、(必要ならば)テストサーバが使用するポート(デフォルトで 3000番)を開けます。

$ iptables -I INPUT -p tcp -m tcp --dport 3000 --syn -j ACCEPT
$ service iptables save
$ service iptables restart

動作確認

以下の操作でテスト用プロジェクトを作成し、テストサーバを起動します。

$ catalyst.pl Hello
$ ./Hello/script/hello_server.pl

テストサーバ起動後、ホスト OS の Web ブラウザでテストサーバにアクセスして、Catalyst の Welcome Page が表示されれば成功です。

e.g. ゲスト OS のIPアドレスが 192.168.56.101 だった場合、Web ブラウザで 「http://192.168.56.101:3000/」のURLを開きます。

以上です。